初文

ありあまる地上の理不尽や不条理に晒されこそ報われる確率の低さを呪い、遍く響き渡る名言格言金言を聞き逃さずに損だけはしたくない現代人に捧ぐ。

 
削ぎ落とせるだけ削ぎ落としたはずの自己愛や自意識が、自ずと然るべき不自然な油膜のようにフィルターとしてまとわりついてどうしようもないのですがこんなことって私だけなのだろうか。
 
信じたくないので書き綴ることにしました。読んでくれてありがとう。野草のようにここで根を張れたらと思っています。
 
人を見れば見るだけ嫌いになっていくし、他者かたの指摘に対する矛盾を探して見つけたら満足して全然余裕で謝罪できるようになる。要するに見下して、相手の人間としての価値をマイナス評定して安心する。自分はこれだけ優れているのに、それに気づかないこの人間の、世間の、地球の、次元の、愚かさよ。嗚呼、貧しき受動スペックのダウンデートだけが独立して宙に浮いたままお前の汚れを見つめているぞよ。と。
 
結局、自分で気づいているのでご指摘は不要。精神の安定をはかるべく更新をしていく所存。